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19日の日本経済新聞朝刊に弊社社長・張麗玲と ウシオ電機会長・牛尾治朗さんの対談が掲載されました
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19日の日本経済新聞朝刊に弊社社長・張麗玲と ウシオ電機会長・牛尾治朗さんの対談が掲載されました

日本経済新聞「NextChallenge~次代をつくるチカラ~」

中国中央テレビ局CCTVの番組を日本において24時間リアルタイムで放送している「CCTV大富」が、2012年1月22日から日本語同時通訳・字幕放送を開始する。日中両国民の相互理解と友好をもたらす架け橋として、より一層重要な役割が期待されている。そこで、ウシオ財団を通じて中国人留学生の奨学生募集に尽力されているウシオ電機会長・牛尾治朗氏と大富社長・張麗玲氏のお二方に、今回の日本語放送開始の意義などについて話合っていただいた。

「留学生支援と日中友好のために」

牛尾 私が理事長を務める公益財団法人牛尾財団が特別枠を設け、2002年から中国人留学生の奨学生募集を始めました。そのきっかけとなったのが、テレビで偶然に大富社長の張さんが企画制作されたドキュメンタリー番組『私たちの留学生活~日本での日々~』を見たことです。中国人留学生とその家族を追った番組でしたが、非常に感銘を受けたことを浅利慶太さんに話したところ、張さんと会う機会ができました。
それ以降募集窓口として中国人奨学生を選考し、ウシオ財団へ推薦する業務を大富に委託しています。ウシオ財団の奨学金は返済義務がありませんが学業を終えたあと、ふるさとの繁栄に貢献する、日中友好促進を支える。これが社会への貢献だと話しています。

私自身が留学生でしたし、日本の商社で働いた経験もあります。留学生は日中友好の架け橋となる存在です。日本の人々や社会に触れることは貴重な財産となります。私が日本に来て感じたことは、日本の人も中国の人も互いの国を理解していない、知らないことが多すぎるということです。
私が日本で暮らす留学生をテーマにしたドキュメンタリー制作を始めたのも、多くの人たちに留学生の実態を知っていただくことが目的でした。おかげさまで多くの方に視聴していただき、放送文化基金賞テレビドキュメンタリー賞を頂くまでの栄誉に浴しました。
その後、中国の最新文化・時事情報などを提供するとともに、日中友好関係構築の一翼を担うことを事業理念とし、1998年に「CCTV大富」の放送を開始しました。「CCTV大富」は、中国国家テレビ局「中国中央電視台CCTV」の番組を24時間リアルタイムで放送しています。

牛尾 2010年の日本の貿易相手国第1位が中国であり、中国の貿易相手国の2位が日本であるように、経済面での日中関係は緊密で、中国は内需主導型の経済成長を進めながら日中の経済活動はますます活発化しています。
その結果、日中の人的交流もますます活発化しており、ビジネスで中国に在留する日本人も増加していますし、観光で訪れる人も増えています。日本と中国の文化交流にはお互いの国を正しく理解することが重要です。
日中ビジネスを中心とする人的交流が深まってくるとともに、文化摩擦が目立ってきているのも事実です。欧米の人と違って外見が似ているため、かえって行動様式の違いを理解しにくいのでしょう。
テレビ放送は現地に行かなくても、政治、経済、文化、人々の暮らしまで伝えることができますので、お互いの理解を深めるには非常に効果があると思います。

「言葉の壁解消 相互理解深める」

おっしゃる通りだと思います。テレビ放送を通して中国を知っていただくことはますます重要な意義を持つと思います。ただし、お互いを知り、相互理解を深めるためには言葉の壁が大きいと思います。
日中間のビジネス交流の活性化に伴い、中国語の分かる日本人や、中国文化に造詣が深い日本人だけでなく、広く一般の日本人も中国のことを知っておかなければならない時代になっています。こうしたニーズを踏まえ「CCTV大富」では現在、2ヶ国語放送の準備を行っており、12月23日から試験放送開始を予定しています。放送は12年1月22日スタートです。中国の経済・金融・政治・歴史・文化などを24時間ダイレクトに日本語でお届けします。生放送のニュース番組は、日本語同時通訳で放送し、テレビドラマや情報番組などは、すべて日本語字幕付きで放送します。
2ヶ国語放送が実現しますと日中両国の報道が見られますので、中国側の捉え方が理解できるようになります。「そういう見方もあったのだ」と気づくことで、誤った判断をしなくなる意義は大きいと思います。

牛尾 ドッグイヤーという言葉がありますが、これからの5年間は20世紀後半の15年から20年分の変化が起きると思います。今後5年間で日中間の距離が近くなり、日中関係の質も変化するでしょう。
そうした時代にテレビを通じてその変化を知ることは非常に重要だと考えています。今回の日本語放送開始は、日本の視聴者にとって非常に有益だと思いますし、日中の相互理解と友好につながると思います。

日本語放送開始は今まで頑張ってきた私どもの集大成です。今まで頑張ってこられたのは、牛尾会長、株主様をはじめ、多くの日中の方々のおかげですし、感謝の気持ちが私を支えてきました。12年は日本と中国の国交正常化40周年にあたります。日中関係は単なる2国間の関係ではなく、アジアひいては世界の平和にも大きな影響を与えます。
CCTV大富の日本語放送開始を契機に、日中両国民が相互理解を増進し、心を通い合わせ、末永き友好関係を築くためにこれからも努力していく所存です。

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