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ウシオ奨学生旅立ちのとき~2013年度卒業生を送る会
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ウシオ奨学生旅立ちのとき~2013年度卒業生を送る会

桜にはまだ少し早い卒業式シーズンの3月17日、ウシオ財団の奨学生たちも旅立ちの季節を迎えました。今年の卒業生は、日本人奨学生を含め全21人、うち4人は大富が推薦した中国人留学生です。

肌寒さが残るも穏やかな天候に恵まれた3月17日正午、東京大手町のウシオ電機株式会社本社ビル19階には、卒業生、在校生が集まり、新たな門出を祝いました。今年の中国人卒業生(大富推薦)は、可靖涵(京都大学大学院)、那夢(早稲田大学大学院)、孫友容(北海道大学大学院)、葉翔(京都大学大学院)の女性4名でした。

式の冒頭、挨拶に立った公益財団法人ウシオ財団理事長―牛尾治朗氏は、「見識の高い人には必ずチャンスがやってくる。社会に出てからも引き続き勉強を続けてほしい。ウシオ奨学金には返済義務はないが、これはつまり、同義的責任が高いことを意味している。習得した知識や経験を生かして、日本の社会や母国のために貢献して、“恩返し”(返済)してほしい。」と卒業生への期待の言葉を述べました。さらに中国からの留学生へは、「ぜひ日中間の修復のため、また自身の地元の発展のために尽くしてほしい」と激励しました。

このあと、牛尾会長から卒業生一人一人へ証書と記念品が贈呈され、卒業生もそれぞれに短いスピーチで、財団への感謝の気持ちや今後の抱負などを発表しました。式典終了後の懇親会では、打ち解けた雰囲気の中、財団関係者、卒業生、在校生がともに談笑しあい、語り合いながら、別れを惜しみました。

ウシオ電機株式会社が創立30周年を記念して1994年に設立された公益財団法人ウシオ財団(旧称:ウシオ育英文化財団)は、長年にわたり優秀な日本人大学生等へ奨学金を給付してきましたが、2002年からは中国人留学生へも募集枠を拡大。牛尾会長が、かつて大富社長張麗玲の企画・制作したドキュメンタリーシリーズの一つ「私の太陽」をご覧になったことがきっかけで、中国人奨学生の選考業務(特別枠)が大富へ委託されて以来、これまで計54名の中国人留学生が、大富の推薦を経てウシオ奨学生として充実した留学生活を送っています。

2014年度も4月1日(火)より、株式会社大富が選考窓口となり、中国人留学生を対象とした奨学生募集が始まります。今年度も厳正な審査を経て最終選考に残った留学生6名が財団へ推薦される予定で、ウシオ財団の最終選考で最終的に選ばれた奨学生には、正規の最短終業年限の終期まで、毎月12万円の奨学金が給付されます。

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