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2014年度ウシオ財団奨学生合格授与式
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2014年度ウシオ財団奨学生合格授与式

公益財団法人ウシオ財団創設から今年で20年-8月5日、本年も新たに31名の同財団奨学生が栄えある合格授与式に臨んだ。このうち、大富の推薦を経て晴れてウシオ奨学生に選ばれた中国人留学生は6名。牛尾治朗同財団理事長はじめ財団幹部、ウシオ電機株式会社幹部の見守る中、奨学生たちは新たなる旅立ちを誓いあった。

本年度も一次、二次、三次におよぶ厳正な審査を経て、大富からウシオ財団へ推薦された候補者8名のうち、最終的に2014年度ウシオ奨学生として採用された中国人留学生は、滕媛媛(東北大学博士2年)、阿加賽見(東北大学博士1年)、解放(東京外国語大学修士1年)、孫涵(名古屋大学博士2年)、孔全(大阪大学博士1年)、佘姍姍(大阪大学修士2年)の6名。

同財団理事長でありウシオ電機株式会社代表取締役会長の牛尾治朗氏、同社代表取締役社長 菅田史朗氏、財団常務理事 多木正氏など財団幹部、株式会社大富代表取締役社長張麗玲らが東京大手町ウシオ電機株式会社本社傍のレベルトゥウェンティワン東京会館に集まり、奨学生たちの旅立ちの日を祝った。 式典の冒頭、牛尾理事長より「世界経済のグローバル化は益々進んでいる。英語が絶対不可欠の言語であることはもはや言うまでもないが、日本語に加えてさらにもう一つの言語をマスターしなければならない時代が到来している。しかも単に言語を学ぶだけでなく、その国の人々にとって何が喜びであり何が悲しみなのか、文化、生き方までも学ばねば外国語をマスターしたとはいえない。ウシオ奨学金に返済義務はないが、自身が学んだものは自身の国へそして社会へ“返済”してほしい。特に外国人留学生は、祖国への貢献のみならず、日中や日韓の交流強化のために尽力してほしい。それこそが我々への真の意味での“返済”となる。」と激励。引き続き一人一人へ合格証書が手渡され、出席者は新奨学生としての喜びをかみしめた。

式典に続き開催された懇親会では、まずウシオ電機株式会社代表取締役社長菅田史朗氏よりウシオ電機および同財団についての紹介があり、新奨学生へ温かな激励の言葉がかけられた。続いて挨拶に立った大富社長張麗玲は、自身の留学生活を振り返りながら、厳しい日中関係の中で、こうして奨学金の恩恵を受けたことに深く感謝し、日中友好に尽力してほしいと励ましの言葉を述べた。

ウシオ財団の依頼を受け、大富が中国人留学生の選考窓口業務を開始したのは、2002年。牛尾会長が、張麗玲企画制作のドキュメンタリー「私の太陽」に感動し、苦学生の多い中国人留学生にも奨学金応募の門戸を開いたのがきっかけだった。今年度採用の6名を含め、これまでに大富の選考を経てウシオ奨学生に選ばれた中国人留学生は、計60名。現在、11名(大富経由、2014年度生含む)の中国人留学生が、月々12万円(年間144万円)のウシオ奨学金の恩恵の下、日々勉学に励んでいる。

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