中国・深センのシステム開発等を手掛ける深セン易聯技術有限公司が、日本へ57万枚のマスクを寄贈した。深セン易聯技術有限公司は今月11日と12日に兵庫県等の11の自治体及び20以上の企業や大学へマスクを届けた。
深セン易聯技術有限公司は、2月中国の新型コロナウイルスの感染拡大が厳しい状況だった時、日本は中国に多くの防疫物資を寄贈してくれたので、日本に対して恩返しできれば、と語った。
同社は、兵庫県に5万枚、神戸市へ3万枚のマスクを寄贈したほか、北海道、神奈川県、大阪府、京都府などへも送った。彼らが購入したマスクは、中国電気自動車業界をリードする企業比亜迪公司(BYD)が製造したもので、船便で日本まで輸送し、マスク費用はおよそ150万元(2300万円相当)分とのこと。同社は関税及び運送費も負担した。
3月初め、日本の新型コロナウイルスの感染拡大が日に日に厳しくなり、同社は日本へマスクを寄贈することを検討し始めた。同社の執行董事・岳家霖氏は、「私たちは、中国の疫病との闘いに関して、日本からの多くの友好的な支援を頂き、心から感謝しています。中国と日本の友好関係が、更に一歩進むことを祈っております。」と語った。
深セン易聯技術有限公司は、中国の大手銀行の決算システム等の開発業務を行う会社。従業員数約100名。
※この報道は日経新聞でも報道されました。